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金沢城の見どころ【玉泉院丸庭園(ぎょくせんいんまるていえん】|兼六園だけじゃない!歴代藩主が愛でた内庭を無料で!

玉泉院丸庭園

金沢と言えば、三大名園のひとつ

兼六園が真っ先に思い浮かぶ人が

多いのではないでしょうか?

 

実は、兼六園以外にも、

見応えがある庭園があります。

 

それは、金沢城公園内にあり、

歴代加賀藩主が愛でた庭園で、

玉泉院丸庭園と言います。

 

歴代加賀藩主が愛でた

玉泉院丸庭園の見どころを

紹介いたします。

 

玉泉院丸庭園とは?

金沢城公園の玉泉院丸庭園

兼六園に隣接した金沢城公園にある

池泉回遊式の大名庭園が玉泉院丸庭園。

 

実は、玉泉院丸庭園は一度、廃絶されています。

現在の玉泉院丸庭園は、

石川県によって再現された庭園なんです。

 

玉泉院丸庭園は、兼六園とは趣が異なり

独創的な庭園であった推測されています。

 

兼六園

兼六園とセットで巡ってみては?

 

玉泉院丸庭園は、元々、

2代加賀藩主前田利長の正室だった

玉泉院さんの屋敷があった場所。

 

その玉泉院さんは、

織田信長の四女永姫(えいひめ)のことで、

夫である利長の死後、剃髪。

以後、玉泉院と号します。

 

織田信長

2代加賀藩主前田利長の正室永姫の父親は、あの織田信長

 

玉泉院の死後、屋敷は取り壊され、

屋敷があった場所が玉泉院丸と呼ばれるように。

 

その後、1634年から、3代藩主前田利常により、

玉泉院丸で作庭が始められ、

これが玉泉院丸庭園となります。

玉泉院丸庭園の見どころ

金沢城公園の玉泉院丸庭園

 

今回は、玉泉院丸口から入っていきます。

玉泉院丸口を少し上がってすぐが

玉泉院丸庭園。

 

金沢城公園 玉泉院丸庭園

 

玉泉院丸庭園への入園は無料。

 

園内に入るとすぐに

庭園全体を見渡すことが出来ます。

 

 

 

金沢城公園の玉泉院丸庭園

 

玉泉院丸庭園全体を

見渡すことが出来るのは、

すり鉢状に造園されているため。

 

そのため、庭園を立体的に楽しめます

 

玉泉院丸庭園

 

その上下の高さは、

庭園の池の底から、庭園の景観の一部である

石垣の最上部までが、22m。

6階建てのビルくらいの高低差です

 

立体的な玉泉院丸庭園

 

園遊路にも高低差が設けられているので、

観る角度を変えて、楽しむことが出来ますよ。

 

なかでも、休憩所「玉泉庵」からの眺めが、

おススメポイント。

この場所からは、玉泉院丸庭園の

色々な趣向を一望できるようになっています。

 

玉泉庵からの玉泉院丸庭園の眺め

 

園内をめぐっていると、

どこからか水音が聴こえます。

 

玉泉院丸庭園のもうひとつの見どころ、

「段落ちの滝」の水音です。

 

玉泉院丸庭園の段落ちの滝

 

場所は、休憩所「玉泉庵」と

池を挟んだ反対側。

 

玉泉院丸庭園の玉泉庵

池の向こうに見えるのが玉泉庵

 

滝の高低差は、約7m。

段落ちの滝というだけに、4段を水が流れ落ち、

心地よい水音を立てています。

 

実際に、発掘調査でも、滝が4段を流れ落ちた跡が

確認されており、その滝を再現。

 

玉泉院丸庭園の段落ちの滝

 

玉泉院丸庭園では、単に4段落ちの滝を

再現したというのではなく、

滝の石組み自体も、発掘調査を元に

再現されています。

 

玉泉院丸庭園の段落ちの滝

 

玉泉院丸庭園の4段落ちの滝

 

休憩所「玉泉庵」からは、

物静かな美しさの眺めを。

 

段落ちの滝からは、

滝の水音を聞きながらの眺めを、

と、趣が異なった眺めを

楽しめます。

 

 

 

加賀藩歴代藩主が楽しんだであろう

水音と眺めに感慨にふけってみては

いかがですか?

 

 

金沢城公園の玉泉院丸庭園

 

そして、玉泉院丸庭園で

もっとも見て欲しいのが、石垣。

 

玉泉院丸庭園の石垣

 

玉泉院丸庭園は、独創的な庭園であったと

言われます。

 

その理由は、趣向をこらした石垣が、

庭園の景観の一部と

なっているからなんです。

 

玉泉院丸庭園の石垣のアップ

 

本来、防御用として機能する石垣を

魅せる石垣にしちゃっているのが

玉泉院丸庭園の特徴。

 

玉泉院丸庭園の石垣

 

あまりに馴染みすぎていて、

石垣と感じられないほどの景観です。

 

玉泉院丸庭園と石垣

 

なかでも、玉泉院丸庭園の石垣では、

「色紙短冊積石垣」と呼ばれる

石垣が注目ポイント。

 

玉泉院丸庭園の色紙短冊積み石垣

玉泉院丸庭園の色紙短冊積石垣

 

色紙とはあの正方形の色紙のことです。

 

短冊は、七夕の時に願いを書く、

あの長方形の紙のこと。

 

正方形と長方形の石で

石垣を組んでいるので

色紙短冊積石垣と呼ばれているんです。

 

色紙と短冊

 

短冊にあたる長方形の石は、

石垣に縦に組まれています。

 

実は、石垣で石を縦に組むというのは、

通常考えられないことなんだそう。

 

だって、石垣を頑丈にするのなら、

横にした方が、安定しますもんね。

それなのに、縦に組んでいるんです。

 

石垣

長い辺を横にして組まれる石垣

 

よく見ると、

この縦組みの長方形の石は、

3段に段違いで組まれています。

 

玉泉院丸庭園の色紙短冊積み石垣

長方形の石が縦に段違いで組まれているのが分かります

 

縦に3段の段違いに組まれた

長方形の石は、滝の水の流れを表す

滝石組であると考えられています。

 

また、色紙短冊積石垣の上部には、

V字状の黒い石があるので、

是非、見つけてみて下さい。

 

このV字状の石からは、

水が流れ、滝となっていたんだとか。

 

玉泉院丸庭園の色紙短冊積石垣

 

城の防御設備である石垣から

滝を流れ落とすって、なかなか斬新!

 

この石垣から滝を流れ落とすという

デザインは、全国でも金沢城だけ。

 

石垣を庭園の景観の一部としている

玉泉院丸庭園。

かなり変わり種な庭園と言えそう

 

金沢城石垣の刻印

200以上の刻印された石垣があるのも、金沢城の特徴

 

玉泉院丸庭園が、独創的と

言われるのはこれらのためなんです。

 

玉泉院丸庭園の独創的なデザインは

必見ですよ。

 

兼六園とは性格が異なる玉泉院丸庭園

玉泉院丸庭園

玉泉院丸庭園は、

兼六園とは性格が異なると言われます。

 

一番の違いは、その使用用途。

 

兼六園は、客人や重臣をもてなすことために

用いられることが多かったとか。

 

兼六園

兼六園

 

一方、玉泉院丸庭園は、

藩主が楽しむための内庭、

つまり、金沢城の中庭に近い性格の

庭園だったと推測されています。

 

加賀藩の歴代藩主のプライベートな中庭を

楽しむことが出来るのが、

玉泉院丸庭園なのです。

 

玉泉院丸庭園

 

また、玉泉院丸庭園は、兼六園と異なり、

近年に再現された庭園です。

 

玉泉院丸庭園は、明治時代の廃藩により、

一度廃絶。

 

それを、石川県が整備事業として、

2008年に発掘調査を開始。

2013年に整備工事がスタートし、

2015年に完成しています。

 

石川県庁

石川県庁   写真提供:石川県観光連盟  

 

整備にあたっては、

発掘調査・文献・絵図や

他の類似事例を元に設計されました。

 

歴代の加賀藩主が愛でたであろう

趣向をこらした庭園を、よみがえらせたのが

玉泉院丸庭園なのです。

 

新名所 鼠多門(ねずみたもん)のすぐそばが玉泉院丸庭園

鼠多門

復元中の鼠多門

 

金沢城では、2020年に鼠多門と

鼠多門橋を復元。

 

この鼠多門は、玉泉院丸庭園の

すぐそば。

鼠多門に行くと、否応なく

玉泉院丸庭園が目に入ることに。

 

その鼠多門に架かる鼠多門橋は、

加賀藩藩祖前田利家を祀る尾山神社と

つながります。

 

鼠多門

画像の左側に尾山神社があり、鼠多門橋でつながります

 

その結果、玉泉院丸庭園・鼠多門・

尾山神社間の回遊性がアップ。

 

これは、鼠多門橋により

尾山神社・金沢城公園・兼六園が

一体として巡りやすくなると

いうことでもあるんです。

 

尾山神社のギヤマンの神門

ギヤマンの神門がシンボルの尾山神社

 

玉泉院丸庭園と合わせて、

巡り易くなる尾山神社も訪れてみては如何ですか?

 

玉泉院丸庭園のライトアップは幻想的

玉泉院丸庭園のライトアップ

写真提供:金沢市

 

夜の玉泉院丸庭園もおススメです。

 

毎週金曜・土曜の夜、

玉泉院丸庭園は夜間開放され、

「幻想空間」と名付けられた

ライトアップが行われます。

 

ライトアップは、2つの演出で構成

約7分間の光の演出を楽しめます。

 

1つは「三つの灯り」と銘打った演出。

 

灯りが、

夕焼けの庭・宵の庭・月見の庭、

移り変わるライトアップの演出です。

 

玉泉院丸庭園のライトアップ

写真提供:金沢市

 

もう1つは、

「四季折々の灯り」

というライトアップ。

和楽器の演奏も流れ、雰囲気たっぷり。

 

「四季折々の灯り」は、

その名の通り、季節により、

演出に変化がつけられます。

 

3月~5月は、「春」・「さくら」

6月~8月は、「夏」・「祭り」

9月~11月は、「秋」・「名月」

12月~2月は、「冬」・「新年」

 

と、3か月ごとに演出が切り替えられます。

 

雪の玉泉院丸庭園のライトアップ

写真提供:金沢市

 

季節に合わせてライトアップされた

夜の玉泉院丸庭園もおススメ。

もちろん、無料です。

 

夜間開園が行われる日 毎週金・土・祝日前日等
夜間開園時間 日没~21:00
目安ライトアップ開始時間 春 18:00~19:00頃
夏 19:00頃 
秋 17:00~18:00頃
冬 17:00~17:30頃

 

玉泉院丸庭園のアクセス・開園時間など

施設名  玉泉院丸庭園
住所 石川県金沢市丸の内3
TEL 076-234-3800
営業時間 3月1日~10月15日  7:00~18:00 (退園時間)
10月16日~2月末日 8:00~17:00 (退園時間)
休園日 年中無休
入場料 無料
※休憩所「玉泉庵」で抹茶と上生菓子を楽しむ際は、730円。
アクセス

北陸鉄道バス

①合同庁舎前バス停から400m(徒歩7分)

路線番号:【15・43 錦町野々市線】・【50・55 上荒屋線】・【53・96 西金沢線】

②丸の内バス停から280m(徒歩5分)

路線番号:【15・43 錦町野々市線】・【50・55 上荒屋線】・【53・96 西金沢線】

まちのり

①まちのり ポート16 しいのき迎賓館・玉泉院丸庭園から280m(徒歩5分)

②まちのり ポート11 尾山神社前から600m(徒歩9分)

公式ホームページ http://www.pref.ishikawa.jp/siro-niwa/kanazawajou/gyokusen-in/index.html

まとめ:玉泉院丸庭園の独創的なデザインは必見!兼六園と合わせてどうぞ

「金沢といえば、兼六園」と

思うかも知れませんが、

玉泉院丸庭園も是非おススメしたいスポットです。

 

玉泉院丸庭園は、歴代加賀藩主が愛でた内庭と

兼六園とは異なった性格を持った庭園です。

 

しかも、金沢城の石垣を景観の一部としたり、

石垣から滝を流すという、非常に独創的な作庭。

 

また、新スポット鼠多門のすぐ近くにあり、

鼠多門橋で前田利家を祀る尾山神社との

行き来もしやすくなります。

 

夜間はライトアップで、

幻想的な玉泉院丸庭園を楽しむことが

出来ます。

 

兼六園とは違った楽しみ方が出来る

玉泉院丸庭園。

兼六園と合わせてどうぞ。

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