金沢・北陸の音色">
金沢に住んでいるとほぼ1年中、
人に聞かれることがあります。
それは
カニの解禁日!!
金沢に限らず、北陸の冬の味覚と言えば、
ズワイガニ。
ズワイガニを好きな人すごく多いんですよね~。
その石川県のズワイガニについて、ご紹介。
2020年は11月6日が解禁日です。
2023年も11月6日でしょう。
きっと、2024年も11月6日。
そうです。解禁日は11月6日午前0時と決まっているんです。
(一応年ごとに決められることにはなっていますが)
で、11月6日中にセリにかけられ、
7日に市場に出るという流れです。
何故、終漁日が二つあるかというと、
メスとオスで分けられているため。
メスが12月29日、
オスが3月20日です。
理由は、資源保護の為。
金沢がある石川県で水揚げされた、
ズワイガニのオスを加能ガニ、
メスを香箱ガニと言います。
ただし、オスがすべて加能ガニと呼ばれるわけではありません。
甲羅の幅が9cm以上のものが加能ガニと呼ばれます。
この加能ガニの名前は、
石川県の地域区分の加賀・能登のそれぞれ頭をとって、
付けられました。
石川県のブランド化戦略の一環で、
2006年に公募で命名。
ズワイガニって、3種類あるのを知ってた? 金沢市民が加能ガニ・香箱ガニのおススメ通販サイトも紹介
あなたが欲しいズワイガニはそれで合ってる?ズワイガニは3種類あります。その違いを紹介。また、本ズワイガニである加能ガニ・香箱ガニのおススメ通販サイトを金沢市民が紹介しています。
正直、越前ガニなんかと比べると、知名度がまだまだ。
同じズワイガニなんですけどね~。
メスの香箱ガニは、
オスの加能ガニと比べて体も小さく、
身も大きくないので、派手さは劣ります。
しかし、味はほのかに甘みがあり、
何より内子(うちこ)と呼ばれる甲羅の中にある卵が絶品。
小さい香箱ガニであれば、
700~800円程度の値段で購入可能。
普通に金沢市内のスーパーに並びます。
当然、漁獲量により、値段は上下しますので、
購入の際は金額の確認を。
金沢ではお味噌汁に入れたり、
カニ味噌と内子を混ぜて食べたりし、
オスの加能カニより食べる機会が多い。
内子好きの人の中には、
オスの加能カニよりも、
メスの香箱ガニを好む人がいる程。
でも、香箱ガニ、全国的には知名度がいまいち。
地元でほとんど消費され、
東京、大阪へはあまり出回りません。
先に書いたように、メスの香箱ガニはオスに比べて、
漁期が12月29日までと短いので、
水揚げが少ないのと、体が小さく、オスに比べて
インパクトがある派手さがない為らしいです。
ただ、最近では少しずつ、
東京でも扱う料理屋さんが少しずつ増えているみたいです。
機会があれば、是非お試しください。
ちなみにズワイガニのメスを香箱ガニ、
甲羅幅9cmのオスを加能カニというのは
石川県だけ。
呼び方はオス・メス共に、
水揚げをした地域によって異なります。
同じズワイガニでも、
水揚げした地域がブランド化しているんです。
と呼びます。
①北陸を代表する味覚 ズワイガニの漁解禁は
2022年は11月6日。
②地元ではオスよりもスーパーでお手頃価格で
買えるメスを食べることが多い。
③石川県では甲羅幅9cm以上のオスを加能カニ、
メスを香箱ガニと呼んでいる。
④香箱ガニの内子は絶品で、
身の大きいオスの加能カニよりも好む人がいる。
「加能カニ」は、甲羅幅9cm以上の
石川県で水揚げされたズワイガニのオスのこと
であると覚えておいてください。
また、身の小さいメスの「香箱ガニ」も
オスに劣らず、地元民に愛されています。
加能カニ、香箱ガニの両方を是非、お試しください。