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輪島はふぐの漁獲量全国1位の常連って知ってる?輪島ではふぐ丼がおすすめ。

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石川県の海産物といえば、カニ・ブリ・ノドグロが代表的。

でも、ここ数年、知名度を上げているのが、「輪島のふぐ」。

金沢でものぼりを見たり、飲食店のメニューで目にすることが多くなりました。

 

朝市や輪島塗が全国的に有名な輪島市が「輪島のふぐ」のブランド化を進めています。

、じわじわと熱くなりつつある、「輪島のふぐ」を紹介します。

 

輪島はふぐの漁獲量5年連続日本1位

 

ふぐと言えば、一般的には下関が思い浮かぶと思います。

が、まだ全国的にはあまり知られていませんが、実は、輪島市は、2011年~2015年まで、天然ふぐの漁獲量が日本一。

 

港,漁獲

輪島市はふぐの漁獲量が5年連続日本一

 

ちなみに、2015年のふぐ類の市町村別漁獲量は下記の通り。


ふぐ類 市町村別漁獲量(2015年)

順位 市町村名(都道府県名) 単位(トン)
1 輪島市(石川県) 440
2 浜田市(島根県) 432
3 萩市(山口県) 201
4 泊村(北海道) 137
5 志賀町(石川県) 132
6 今治市(愛媛県) 129
7 宗像市(福岡県) 104
8 南知多町(愛知県) 101
9 高松市(香川県) 98
10 有田市(和歌山県) 90

 

石川県からは、輪島市だけでなく、志賀町もランクインしています。

能登は知る人ぞ知る、ふぐの産地なんです。

 

その輪島のふぐの特徴は、多種のふぐが漁獲されること。

ごまふぐを筆頭に、とらふぐ、まふぐ、しろさばふぐ、ひがんふぐなど、多くの種類のふぐが水揚げされます。

 

輪島のふぐのブランド化にのり出す

 

そんな輪島のふぐですが、知名度は下関なんかと比べると、先にも書いた通り、知る人ぞ知るの状態でした。

その輪島のふぐのブランド化を輪島市が本腰を入れて、推し進めています。

 

日本で1位になるほどの漁獲量を誇る輪島のふぐですが、そもそも地元の輪島市のみならず、輪島市がある石川県全体でもふぐを食べるという習慣が元々あまり根付いていません。

一部で一夜干しや卵巣をぬか漬けにした珍味が、食されていた程度。

 

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石川県の珍味:ふぐの卵巣の糠漬け  ©石川県観光連盟

 

輪島や石川県に水揚げ量が多いにも関わらず根付かなかった理由は、カニ、ブリ、ノドグロ等々他に豊かな海産物に恵まれているため、ふぐをあまり特別視していなかったと言われています。

又、ふぐを処理する加工場がなく、「身欠き」加工が出来なかったのも理由。

 

※ふぐの見欠き:ふぐの有毒な部分を取り除き、食べられる部分だけを取り出す工程のこと。

 

それが2015年に輪島市の漁協が加工場を建設。

それにより、「見欠き」で出荷出来るようになりました。

それ以前は輪島市では、そのまま大阪などへ冷凍して送っていただけでした。

 

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「輪島のふぐ」をよろしくね!

 

輪島市では、「見欠き」が出来るようになったのをきっかけに、「輪島のふぐ」として、本格的にブランド化を進めるようになりました。

 

「ふぐの女王」天然まふぐの低カロリーな炙りふぐ丼がおすすめ

 

輪島では、高級ふぐの「とらふぐ」も水揚げされますが、僕がおすすめするのは、「まふぐ」のふぐ丼。

 

まふぐとは?

 

「とらふぐ」が「ふぐの王様」と言われるのに対して、「まふぐ」は「ふぐの女王」とも言われます。

 

この女王「まふぐ」は、脂質が少なく、高たんぱく・低カロリー。

 

「まふぐ」の脂質の少なさは、白身魚の中でも有数なんです。

白身魚の代表格の一つ「タイ」の脂質が、一尾(可食部)270gあたり約29.2g。

それに対して、まふぐの脂質は、切り身80gあたり、なんと0.32g!

 

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白身魚の代表格「タイ」よりも、マフグは脂質が圧倒的に少ない。

 

また、うま味成分であるアスパラギン酸が、「まふぐ」の方が、高級魚の「とらふぐ」よりも多く、甘み成分も「とらふぐ」を上回ります。

 

ちなみに、うま味とは、甘味、酸味、塩味、苦味の4基本味の後に発見された基本味のこと。

4基本味を混ぜても、合わせても作り出すことが出来ない独立した味のことを言います。

4基本味と合わせて、5原味と言われます。

 

実は、まふぐは、高級魚とらふぐに負けずとも劣らない程の実力なんです。

 

やぶ新橋店の炙りふぐ丼

 

そんな輪島の「まふぐ」のお薦めグルメは輪島市のやぶ新橋店の「炙りふぐ丼」。

 

輪島の朝市のおばさんに、「おいしいふぐを食べさせてくれるところを教えて」と聞いたら迷うことなく教えてくれた店とグルメです。

教えてくれた朝市のおばさんも家族でよく行くそうです。

 

ランチで行ってみました。

 

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これがやぶ新橋店の炙りふぐ丼。ふぐが敷き詰められています!

 

豪快に厚く切った輪島の「まふぐ」が炙られて、丼ぶり一面に敷き詰められています。

何でも、「まふぐ」を盛り付けてから、バーナーで丼ぶりごと炙るそうです。豪快!

炙りのこの香ばしさが食欲をそそり、たまりません。

 

やぶ新橋店の炙りふぐ丼は贅沢な程のボリュームの「まふぐ」が盛られています。

わさびと少し甘口の醤油、梅肉が添えられているので、味を変えながら、飽きずに食べられます。

 

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梅肉とわさび・甘めの醤油のお陰で飽きずに完食出来ます

 

このボリュームですが、流石に白身魚の中でも脂質が少ないまふぐ。

妻もペロリと完食。

 

朝市のおばさん、いいところを教えてくれました。

お薦めですよ~。

 

輪島では3,240円の統一価格メニューも

 

「輪島のふぐ」のブランド化を進めている輪島市内では、3,240円の統一料金でふぐを楽しめるメニューもあります。

輪島市内の9店舗で実施。

 

この統一メニューは、ふぐ料理3品以上で、その他の料理を合わせて5品以上という決まりがあります。

この条件の中で、9店舗が独自のメニューで提供しています。

 

品数が多いので、1日で食べ歩きとはなかなかいきませんが、気になるメニューの店を予約して、行ってみてはいかがですか?

 

統一料金コース(税別3,000円)のご提供店

統一料金にてふぐ料理を提供している店舗情報は、「能登半島・輪島わのしま食楽部」さんのサイトが分かりやすいです。


※要予約ですのでご注意ください。

 

まとめ

 

日本有数のふぐの漁獲量を誇る輪島のふぐ、なかなかのものでしょ?

その豊富な漁獲量を背景に、輪島では、意外とリーズナブルにふぐを楽しむことが出来ます。

特に低カロリーな「まふぐ」がおすすめです。

 

輪島に行った際には、是非「輪島のふぐ」を召し上がってみて下さい。

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