金沢・北陸の音色">
どうも、ふぃじこです。
全国には、小京都と呼ばれる地域があり、「金沢は小京都」と言われることもあります。
が、金沢市自身は小京都とは今は言っていません。
いや、プライドとか心意気とかで強がっている訳じゃなくて。。。
小京都で「元」ってどういうこと?
全国には小京都と呼ばれる場所は自称、他称も含めて多くあります。
金沢の場合は、小京都と呼ばれる地域の集まりである「全国京都会議」から華麗に(?)脱退しているんです。だから、「元」小京都。
やっぱり、観光案内で「京都」というブランド名を使えるのが一番かな?
①自然の景観、町並み等が京都と似ていること。
京都が鴨川、桂川に挟まれて町並みを形成されているのに対して、金沢は同じように犀川、浅野川に挟まれて町並みが形成されています。
初めてふぃじこも金沢に来た時に「京都と一緒や」って感じました。
②その地域の産業や芸能に伝統があること。
加賀友禅や金沢おどりは十分伝統があるでしょ?
③歴史的に京都とつながりがあること。
加賀友禅の創始者が元々京都で染めの技法を考えだし、金沢で確立したのが、加賀友禅なので、つながりはバッチリでしょ?
①京都は公家文化でしょ?金沢は武家文化やし、小京都っておかしくない?という意見が多かった。
②2009年には、ちゃっかり国の「歴史都市」認定第一号に選ばれています。
(時系列としては脱退⇒認定なのですが、国の認定なので審議は2009年より前にされているということです)
③「歴史都市」認定を受けると、事業に高い補助率の支援を国から受けることが可能となる。
大雑把にいうと、上記3つから「全国京都会議」に加盟してても、あまりメリットはないよね~、ということになったんでしょう。
実際、脱退する数年前から、総会には出ず、共同の物産展にも参加せずと、なかなかの塩対応を行っていました。
これだけ見ると、補助金目当て?と感じるかもしれませんが、決してそれだけが理由ということではないと金沢一市民としては感じます。
元々金沢は、昭和時代から、旧町名や由来を記載した標示事業を行っていました。
そういった積極的に歴史を残すということに、より能動的に動き出したということだと思います。
つまり、小京都としてではなく、「金沢化」という独自路線を歩みだしたということです。
1、金沢は小京都のブランドを捨てた。
2、小京都を捨て、独自化に舵を切った。(金沢化)
3、金沢化により、積極的に古い町並みや歴史的景観を維持するようになった。
この3つにより、金沢らしい古い町並みや城下町風情をより積極的に残し、活用する戦略をたてたということです。
こういった背景を知っていると、この街に歴史ありで、より深い見方が出来ると思いません?