金沢・北陸の音色">
車で金沢から高速使用で約40分、一般道では約50分の場所に位置するのが小松市。
建機メーカーの「KOMATSU」の発祥の地でもあります。
この小松市の名物が、「塩焼きそば」と「小松うどん」。
小松名物「塩焼きそば」と東京のグルメサイトで絶賛された「肉団子」を出してくれる「蘭々」さんをご紹介。
蘭々は、1974年開店の、見た目は街角のフツーの中華料理屋さんです。
この時は、ふぃじこ家3人で開店時間の11時に行きました。
蘭々の駐車場は3台です。普通車3台だとギリギリじゃない?っていうくらいの規模です。
その為、早めに出向きます。
入ると年配のご夫婦が、出迎えてくれました。
一番乗り。
席に着くや否や、「塩焼きそば」3人前と「肉団子」2人前をオーダー。
3人だもん。これくらいで十分だよね。
と、その時、蘭々のおとうさんが「肉団子、2人前やと足らんのじゃないけ?」との仰せ。
ふぃじこ妻:「肉団子って、1人前はいくつあるの?」
おとうさん:「1人前8個やけど、大丈夫。そんなに重くないから、食べられるよ♪」
各自塩焼きそば1人前と肉団子8個・・・。
AM11:00からのブランチには少しボリュームがあるのでは?とも思いましたが、蘭々のおとうさんを信じて、肉団子も各自1人前ずつオーダー。
でも、これが、おとうさんの言う通りでした。
蘭々では、生麺を一度下ゆでし、野菜と一緒に炒めます。
小松の塩焼きそばは、具が豚肉・もやし・ニンジン・ネギというのが一般的とされています。
蘭々の塩焼きそばは、それらに玉ねぎ・キャベツ・ニラが加わり、もやしが少なめ。
この辺りが、小松の塩焼きそばを出す各店のこだわりポイント。
他の店ではもやしが多かったり、野菜を麺と同じ太さに揃えたりするなど、各店が個性を発揮しています。
店内にあった「小松名物塩焼きそば 食べつくしマップ」を読みながら、ふと厨房をみると、おとうさんとは別の方が調理。
今見ていた「小松名物塩焼きそば 食べつくしマップ」に顔写真が載っていた蘭々の大将です。
おとうさんの息子さんかな?顔が良く似ています。
そうこうしている内に、いよいよ塩焼きそば登場。
早速頂きます。
ベースが塩である上に、蘭々の塩焼きそばに入っているキャベツの水分のせいなのか、脂が少なく、非常に軽い食べやすい仕上げです。
思った以上に軽いので、余裕で完食出来ます。
小松のご当地グルメ:「塩焼きそば」は60年の歴史
小松名物「塩焼きそば」は誕生から60年。町おこしのために作られたご当地グルメではない、地元に根付いたグルメです。一度、ご賞味あれ!
食べながらもう一度厨房を見ると、大将が何かをこねています。
肉団子です。
蘭々では、肉団子は、オーダーを受けてから作るみたいです。
大将が、こねた肉団子を油の中で泳がせます。
厨房からは、ジュワーという食欲をそそる音が。
食べていた塩焼きそばの半分を食べ終わるころに、満を持して登場です。
この蘭々の肉団子をグルメサイト「東京メインディッシュ」さんが世界一と絶賛しています。
3人前分の計24個の肉団子が一皿に盛られて出てきました。
なかなかのビジュアルです。
甘酸っぱい甘酢あんの香りが鼻腔の奥をくすぐります。
早速、箸で肉団子をつまんで頂きます。
ん? ずいぶん軽い。
手の感覚が覚えている普通の肉団子の重さの2/3くらいの重さ。
そして、何だかふわっとした感触です。
口に入れると、食感も軽い。普通の肉団子を食べた時の、ドンッと来る感覚はありません。
そして、次に口の中を満たすのは、甘み。
この甘みは肉団子表面の甘酢あんの甘さだけではなく、肉団子内部からもやってきます。
この甘みは・・・。
甘みと軽さの正体は、たまねぎ。
さらに、このたまねぎが絶妙な火の通し方らしく、しなっとせずにたまねぎのサクサクとした食感も楽しめます。
肉団子自体が、油で泳がされていますので、香ばしさも損なわれていません。
もちろん、肉汁もあふれ出します。その肉汁の中でたまねぎの甘さが泳ぐ感じ。
はい。もう、箸が止まりません。
妻も、お昼前にも関わらず、8個をペロッと完食。
家族で、「ごちそうさまでした♪」
この肉団子は非常に人気で、電話での注文だけじゃなく、持ち帰りの注文をする人も来ていました。
小松名物 塩焼きそばにだけじゃなく、絶品肉団子を提供する蘭々です。
おすすめします。
【お店】蘭々